Q&A

当院の自然療法によく寄せられる質問と回答をまとめました。

Q1 自然療法の世界で犬猫の避妊手術についてどのように考えていますか 

A 実は、犬猫を室内で飼育する事、そのものが不自然だと思っていますので、必要に応じて手術をお勧めしています。わたくしが飼っている犬猫の場合はネコは雄も雌も手術をして、犬の場合は飼育環境や性格、行動に応じて手術をしたり、しなかったりです。発情しても家の中に閉じ込められて、お相手がいない犬猫は氣の毒です。病は氣からです。近所や家族の中に発情のメス犬がいると、去勢していないオス犬は落ち着きがなくなり、食欲もなくなったりします。

また、メス犬は発情してもお相手がいない場合、偽妊娠や乳腺炎を発症することがありますし、子宮を摘出していない犬は乳腺腫瘍や子宮蓄膿症になる確率が高いと言われています。また、犬猫の場合、望まれない妊娠により、殺処分されることはよくありますので、それを防ぐために、メスの犬猫の避妊手術をお勧めする場合があります。当院では100匹以上の犬猫が棄てられ、そのお世話で大変でしたので、現在は診療所の周りに防犯、監視カメラを設置いたしました。

Q 2 猫を連れ行く時の注意点は 


A. 出来ましたら、首輪を付けて、紐で繋いでください。もしくは厚手の洗濯ネットに容れてきていただけると、診察がしやすいです。環境が変わると、猫は恐怖や興奮で想定外の行動をすることがありますので、ご協力下さい。野良猫の捕獲に手作りのキャリーでも可能です。餌をかごの中に入れて、食べ始めたら静かに蓋を被せて下さい。また、キャリーバッグの貸し出しも致します。

Q3  自然療法では本当に薬を使わないで病気が治るのですか? 


A. 場合によっては外科手術が必要な時もあり、その際は麻酔薬を使います。しかし動物には自ら治すという「自然治癒力」をもっていますので、それを引き出すお手伝いをさせていただきます。症状を抑える対症療法ではなく、原因を追究、排除して根治を目指します。

薬剤を使うと、その時は良くなっても後に副作用が出る可能性が高くなりますが、自然療法では原因を排除して体質改善を図りますので、好転反応はあっても副作用の心配はありません。

Q4  ペットホテルをお願いしたいのですが 


A 当院ではホテルはしていません。環境、水も変わるので、何が起きるかわかりませんので、入院という形になります。多頭だと犬猫もストレスになりますので、同時に1家族、または完全別室での2頭までの入院になりますので、お早めにご予約下さい。